思えば花見と無縁であった
長年大阪に住んでいながら、花博公園に行ったことがありません。
というか、ちゃんと花見をしたことが数えるほどしかありません。
ちゃんと花見。
花を見ながらBBQ、はそれに含まれているんでしょうか。
肉と野菜とビールの思い出しかないから違うんでしょうね。
さっきから花と言っているのは桜、主にソメイヨシノのことですが、いつも三月後半～四月の頭くらいの普通の社会人ならまあまあ忙しくしている時期に突然咲き出し、いい感じになるやいなや雨で散ってしまうため、見に行く準備が間に合わないことが多いです。
事前にいついつどこへ行こう、と計画したとて、今年はまだ咲いてないだのもう散っただの、桜側の都合で不発に終わることが多すぎるのです。
しかし、今年は無職。
桜の都合に合わせて動く程度のフットワークは備えています。
コートが手放せない三月、からの突然の春＆開花、でタイミングをずらしたつもりのようだが待っておれ。方々見て回ってやるわ。
十三から自転車で花博公園へ
無職につき、移動は基本自転車です。
費用はわずかな駐輪場だけで済む上ちょっとしたスポーツにもなります。
街中など避けて自転車道などの走りやすい場所を選べば（←ここ大事）そこそこスピードを出して走れます。風が気持ちいい！
余談ですが、私はしまなみ海道がとても好きです。ドライブより圧倒的にサイクリングを推していますが、それは視界が広くて風やにおいが感じられるからです。
さて、十三少し西へ戻って塚本あたりから淀川河川敷に降りるとこんな感じ。
お天気でご機嫌。
ちなみにこの辺りは、毎年8月に行われる「なにわ淀川花火大会」のとき、観覧席になります。
長柄橋までこの気持ちいい川沿いを何も考えずに走ります。心身がリフレッシュされます。
自転車を押して土手に上がるのはまあまあ要注意。止まったら押し戻されるので、腹に力を入れて一気にあがりましょう。
出るとこめっちゃ狭い。何か間違ったんだと思う。さすがにもうちょっと出易いところがあると思われます。
このあとは、普通に通行人も車も多い市街地です。とにかく安全第一で進みます。
長柄橋を南へ渡り、天六で都島通に入り、ひたすら東へ進むと花博公園につきます。十三からだいたい一時間ぐらいです。
花博公園はとても広い！
着いた。
思ったよりだいぶ広いです。そして、なんかいい感じのお店やステージが設営されています。
春休みだからか、平日の昼間なのに家族連れ、ワンちゃん連れの方が大勢いて、皆思い思いの時間を過ごしている様子。街中とは思えないまったりとした平和な空気感が漂っています。
公式サイトを見ると、近隣住民が気軽に楽しめるイベントが頻繁に開催されているようですね。
近所の方が羨ましいです。
特に予定のない日曜日にふらっと公園に出かけると、桜の季節じゃなくても何らかの花がふわっと咲いていて、なんかいい感じのキッチンカーが出てたり音楽が聞こえてきたり、最高じゃないですか。
肝心の花。五分咲きぐらい？知らんけど。
結論：わざわざ行く感じではない（！）
花博公園はとってもいいところなんですよ。
でもね。
近所にあったらいいなってところなんです。
花見目的に限って言えば、わざわざ行く感じではないかなというのが私の結論です。
そもそも花見って、自然を愛でながら季節の移ろいをゆったりと楽しむ時間なのでは。
事実、そこでくつろぐ人々の姿を見いると、家族や親しい人との何気ない日々の一ページなんだろうなという感じがして、よく知らない道を一時間も自転車をこいで来た私よりずっと幸せそうに見えたのです。
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